どなたのお肌にも触れていないバスタブに甦ります。
施工例1) 東京都大田区 分譲マンション(築12年) FRPバスタブの甦生
甦生前
事前に頂いたバスタブの写真を拝見すると、
さっぱりと綺麗な白いバスタブに見えました。
現場について水をかけてみてびっくり。
バスタブ底面から喫水線周辺を中心に、
緑っぽいグレーのまだら様の模様が
不気味に浮き上がってきます。
複数の垂れジミ様も浮き上がってきます。
これは、これまでの時間の経過の中で、
前居者、清掃業者さん、居住者の方と、
お風呂に綺麗にしようと奮闘されてきたことの
証明ともいえる現象でした。
おそうじ意識が高い余り、
バスタブ表面の保護膜を一生懸命こすられ、
結果的に保護膜層が欠損し光沢が無くなり、
同時に白い塗装面がむき出しになり、
その無防備の塗装面を今度は洗剤が侵しはじめ
徐々に垂れジミとして顕在化していき、
おそらく濡れるとまだら様に見える現象が
始まり出したことに驚かれ、
なんとかしようと頑張るほどに塗膜がやせ、
濡れると黒い下地がうっすら透けはじめ、
結果的に薄くグレーがかってたバスタブに
見える状態、と理解します。
洗浄後、研磨前
甦生後(研磨→コート塗布後、1時間時点)
甦生後遠景
細部に手を入れすぎるより
全体の調和を重視し、まとめました。
研磨工程では、
まだら様のムラをぼかし、
色味の違いがあからさまに出ないよう
劣化部を周りとなじませるように
研磨。
コート剤の光沢=正反射で
視覚的に色味の違いを目立ちにくく
する意図でのまとめとなります。
施工例2) さいたま市見沼区 戸建住宅(築25年位) ステンレスバスタブの甦生
研磨後のバスタブ
この度、リフォーム中の戸建住宅にて、
ステンレスバスタブ甦生のご依頼を
賜りました。
大工さんが床材を切っている
心地よい音を2階に感じながら、
じっくり磨かせて頂きました。
水垢が付きやすい天端は、
撥水を意図し、鏡面仕上としました。
甦生前
甦生後
戸建で在来工法の浴室となりますと、
冬はひんやり寒いイメージですが、
ステンレスバスタブは、熱伝導率が低いため
お湯が冷めにくい利点があります。
以前、鎌倉にあるステンレスシンク工場様を
見学させて頂いた折、
料理中の魚の生臭さなどが取れる
卵型のステンレス石鹸を頂きました。
においや汚れが付きにくく冷めにくい
ステンレス浴槽は、家族が多いご家庭には
うってつけのバスタブかもしれませんね。
施工例3)東京都内 戸建住宅(在宅)
浴室の甦生(バスタブの研磨・大理石天板の研磨/シリコンコーティング等)
甦生後の浴室
大理石に囲まれた、美しい浴室です。
この度、人工大理石バスタブの磨きと、
大理石天板・ステップに対する
研磨・コーティング施工のご依頼を
頂きました。
天板・バスタブは、鏡面仕上をご希望。
但し、バスタブへのステップ部分は、
磨き上げ+コート効果で水が留まると
滑る可能性がありますので磨きあげず、
コーティング剤は含浸型を使い、
素材表面は自然な素材感・肌触りとしました。
(ご家族様、美観維持への共通意識を堅持され、
一年後お伺いした時、施工時同然で驚きました)
甦生前の人工大理石バスタブ 甦生前の大理石天板
甦生後のバスタブ・大理石天板(鏡面研磨/シリコンコーティング仕上)
施工例4)東京都調布市 築35年戸建 リフォームの一環として
①タイル壁の甦生/②FRPバスタブの甦生(研磨仕上)
①タイル壁の甦生(研磨仕上)
前工程確認中
時間の蓄積の中でできた
水あかの膜が全面を覆い、
息苦しさを感じるタイル。
複数の工程を踏み、
丁寧に磨いてあげると、
徐々にウロコが小さくなり
赤ん坊のようなつるつるの肌が出てきます。
甦生前のタイル壁
甦生前 甦生後
仕上げ確認中のタイル壁
しかめっ面をして、
息をつめていたかのような
タイル壁も、
今やすっかり緩んで、
つるつるぴかぴかに。
新築当時に甦りました。
②FRPバスタブの甦生(研磨仕上)
研磨中のバスタブ
(左:研磨中 右:研磨前)
積年の石鹸カス・水垢・キズを
解放していくように、
じっくり優しく丁寧に、
水研ぎしていきます。
甦生前
甦生後
仕上後の撥水状況 甦生後遠景
施工例5)東京都台東区蔵前 オフィスビル内居住区 在来工法浴室
ステンレス製バスタブ・タイルの甦生
甦生後のバスタブ・タイル
甦生前のバスタブ・タイル
バスタブの縁や、タイルの天板には
固い水垢が、
バスタブの喫水線より上の部分は
石鹸カスと皮脂よごれが固着し、
ステンレスの壁面・底面にはくすみが
膜のように発生しています。
物悲しそうなくたびれた風情です。
甦生前のバスタブ
甦生後のバスタブ
壁面タイルの甦生
甦生前 甦生後
仕上について
縁は、水滴が定着し、水垢として
固着しやすいことから、鏡面仕上に。
そして、母材側面には見えにくいですが ヘアラインが走っていますので、
均一感を出すために、
縁にヘアライン加工を施しています。 (No.7仕上調)